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Killer Street

第五章『死ぬまできみを愛してる』3

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「――誰? 友だち?」

その後ろ姿を見送りながら、側に来ていた葵が尋ねた。

「いや、友だちってことでもないねんけど…」

サラスヴァティへ向かって歩きながら、慧は先日、斉藤に出会った経緯を葵に語って聞かせた。

「バッカだなぁ、慧。ヘンなヤツとくちきくなよ」

葵は呆れたように、自分より八歳も歳上の慧をたしなめるように口を尖らせた。

「最近、オカしなヤツも多いんだからさぁ、危ないだろぉ?」

それを聞いた慧は、たまらず吹き出してしまった。

そう言う葵は、ヤクザ者で、それこそ堅気の人間たちが顔を背けて、関わり合いにならないようにと避けている『オカしなヤツ』なのだ。

「そんなおかしな人、ちゃうと思うけど。普通の人やったやん」

ようやく笑いを収めながら言うと、葵はべっと舌を出した。

「確かに平凡を絵に描いたようなヤツだったけどさぁ、目つきがヤベェよ、あいつ」

ちょっと、イっちゃってんじゃん、と言いながら、葵は自分のこめかみを人差し指でちょんちょんと突いてみせる。

確かに、浮気をした婚約者について語るとき、斉藤は陰気に思い詰めた目つきをしていた。しかし、事情を知っている慧からすれば、それも仕方がないだろうと思う。

「――いろいろあんねやろ、あの人も」

斉藤同様、自分だけに操を誓ってはくれない橘のことで悩んでいることを知っている葵は、そんな慧を見ながら、そうだけど、と口の中でぼそぼそと呟いた。
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