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Killer Street

第六章『悪魔の見る夢』6

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その反応を窺いながら、先端の部分に舌先を捩込むように、愛撫する。

「…っ…あ…っ、それ…っ、アカンて…っ」

慧が苦しげに呻いた。喘ぎ声が漏れるのを防ごうとしているのか、口元を腕で隠している。

慧の哀願を無視して、橘はその部分に執拗に舌先を走らせた。

「や…っ…もう…っ」

橘の舌に沁み込む雫の量が増すごとに、慧の息遣いは激しくなっていく。

慧が、苦しげに体を捩り始め、橘はようやく体を起こした。

上から見下ろすと、慧が潤んだ瞳でこちらを見ていた。

橘は、慧に馬乗りになると、堅くなったそれの上に、ゆっくりと体を沈めた。

「は…ぁ…っ」

慧に貫かれた瞬間、熱い吐息が零れた。体を裂かれる感覚に、足の付け根がじんと痺れる。

「ん…っ」

熱を持った雄の楔が自身を貫いて、身の裡の敏感な部分に触れる。その瞬間、自分の体内が収縮するのを感じた――まるで、飲み込んだ獲物を逃すまいとするように、それは貪欲に締めつけていく。

「…たち…ばな…っ」

自身を締めつけられた慧の眉間が、苦しげに寄せられた。

慧の両手が、横腹を撫であげてくる。

「あ…っ、慧…っ」

無意識なのか、揺れる慧の腰が微妙な刺激を生み、橘は快感に身を震わせた。

まだ、腰を繋げただけなのに、慧のそれから伝わる熱に、身体中の力が抜けていきそうだ。

橘は、唇を噛んで、半ば無理矢理、体を起こした。そのまま腰を動かしていく。

「…っ!」

橘の体内で、自身の男を擦りあげられた慧が、快感に顔を歪めた。

この体は、俺のものだ――

橘の中で、強烈な独占欲が、湧きあがる。

誰にも渡さない――

この体も――

この命も――

自身の動きで、何度もその杭が打ち込まれる。

そのたびに頭がおかしくなりそうになるほどの快感が、脳天をつきあげる。

そうだ――

こいつの体も、こいつの命も、こいつ自身のものですらない――

慧は勘違いをしているのだ。

自分の命は、自分自身のものだと――

だから、俺がどれだけ反対しても、こいつは、ほいほい囮なんかを引き受けやがる――死ぬかもしれないのに――

ふざけるな――

快感とない交ぜになった怒りが、頭の角をチリチリと焦がしていく。

俺の許しもなく、死ぬなんて、許さねぇ――

橘は、その怒りに任せ、唐突に慧の首に手を掛けた。その手にゆっくりと力を込める。

「――っ! た…ちばな…っ?」

突然、首を締め上げられた慧が、自分を締めあげている手を必死で掻き、動揺した表情で橘を見上げた。

橘は、苦しげにもがく慧を見下ろした。

あとほんの少し、力を込めれば――いや、あとほんの少し長く気道を塞いでいれば――こいつは死ぬ――俺の――手の中で――

そう考えた途端、背筋がぞくぞくするほどの快感を感じた。

今、こいつの命は、この手の中に、ある――俺の手の中に――

唐突に、慧の首を締めあげていた手の力を緩めた。途端に、慧が咳き込む。

「…な…、なに…っ?」

慧は、喘ぐように息を吸い込みながら、橘を見返してきた。

橘の意図が分からず、混乱しているのだろう。

それには答えず、橘は体を倒して、まだ苦しそうに空気を求めて喘いでいるその唇を塞いだ。

再び、減った酸素の量に、慧の喉が小さく鳴る――けれど、慧は、橘を押し返そうとはせず、黙ってその苦しみに耐え、目を閉じてくちづけを受け止めた。

「――…調子くれてんじゃねぇぞ」

慧の柔らかい唇を舐めてから、橘は言った。

「…え…?」

不安そうな表情を浮かべた慧が見上げてくる――その表情に、また欲望が刺激されて、橘はごくりと唾を飲んだ。

「…おまえを殺すのは俺なんだよ…」

淫らな思惑で声が掠れる。

「…他の野郎に、命預けてんじゃねぇ」

そう言ってから、腰を揺すると、慧が唇を噛み締めて喘ぎ声を飲み込んだ。

「…なに言うてんのか…、意味…分からん…っ」

慧が、困惑した表情で橘を見上げてきた。
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