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「New Moon」
大阪 Baby Blues

第二章『暗くなるまで待って』 15

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ひとりで焦っている自分が莫迦みたいだ。

その時、内藤が裕貴の頰に手を伸ばしてきた。

「なんやおまえ、顔真っ紅…――」

「あ…――っ」

内藤は、いつものように気安く手を伸ばしただけだったのに、裕貴ははっきりと後退さってしまった。

なにが正解か分からない――でも、これは絶対に正解じゃない、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、――

「――どうした、裕貴」

ますます顔に紅味がさすのが自分でも分かったが、どうにもできない。

内藤とまともに視線がぶつかった。

まるで蛇に睨まれた蛙のように、体が動かない。

微かに歯がかちかちと鳴った。唇も震えているんだろう――

「裕貴…」

内藤の手が伸びてきたが、裕貴はもう逃げることもできずに下を向いて竦みあがった。

腕を掴まれて、体がびくりと震える。そのまま腕を引かれて、裕貴は内藤に抱き竦められた。

「…い…や…だ…」

内藤の腕の中で抗う自分の声が、莫迦みたいに震えていた。

頭上から、内藤がくすりと笑う声が落ちてくる。

なにを笑うのかと見上げると、そのまま唇を吸われた。

もう当たり前のように舌が滑り込んでくる。

「…ん…っ」

咥内を優しく舐められて、背筋がぞくぞくと震えた。

体が痺れたようになって、力が抜ける。

内藤の唇が静かに離れて、至近距離から裕貴を覗き込んだ。

「…いやなんか?」

「俺…――」

どう返事をすればいいのか――

また――昨日みたいに、内藤のを――やれ、 、と言われるだろうか――

しかし内藤は優しく微笑むと、裕貴の体を畳の上に押し倒した。

内藤の意図が分からず、裕貴の頭は混乱した。

あっと思う間もなく、着ていたハーフパンツと下着が引き摺りおろされる。

「ちょ…、ちょっと…っ、待っ…」

慌てて体を起こそうとした裕貴の男に、内藤の舌が絡みついた。

「いやっ、だ、だめだって…っ! だめ…っ」

「なにがダメやねん」

先端を舌先で嬲りながら、内藤が面白がっているような声を出した。

「昨日はおまえかてやったやろ」

昨夜のことを持ち出されて、裕貴は体が竦んだ。

「今度は俺がやったるから…な…?」

そう言うと、内藤は裕貴の雄をすべて飲み込んだ。

「あ…っ、ああ…っ」

そこから快感が電流のように身体中を駆け巡って、思わず声が漏れた。

こんな女みたいな声出して、なにやってんだよ、俺――

羞恥に顔から火が出そうだ。

裕貴は慌てて、両手で口を押さえた。

それでも声が止まらない。内藤に深く浅く吸われるたびに、裕貴の喉の奥からくぐもった喘ぎ声が溢れる。

女にやられたってこんな声、出ないのに――

「…あ…っ」

口を押さえつけていた手が掴まれて、それを強引に外された。

「がまんすんなや、おまえのええ声、聞かせろ…」

「やだ…っ、だめぇ…っ」

抑えきれない喘ぎ声が響く。

信じらんねぇ、俺――こんな――

まるで女のように啼いている自分の声が、他人のもののように感じる。

もう頭がぼうっとしてなにも考えられない。

自分の啜り泣きのような声に混じって、わざとなのか、内藤が裕貴に吸いつくたびに濡れた音が漏れる。

腰が震えているのが自分でも分かった。

「も…、やめ…っ、啓介さん…っ、ホントに俺…っ、ヤバい…」

内藤に嬲られているそこから快感を逃そうと、裕貴は身悶えした。

もう快楽が爆けそうだ。

このままだと内藤の口の中に――

「啓介さん…っ、お願いだから…っ、は、離して…っ、俺もう…っ」

「イってええねんで、裕貴…」

そう言いながら、内藤が裕貴の腿を撫でた。

「や、いや…あ…っああ…っ」

裕貴の体がびくびくと震え、その快楽が出口を求めて爆発した。

その瞬間、頭の中が真っ白になる。絶頂を迎えた体は、その悦びだけを感じ取っていた。
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