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Tattoo Maniac

第二章『死体置場でロマンスを』13

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すでに堅く勃ちあがっているそれの先だけを吸い、舌先をちろちろと這わせていく。

「あ…っ」

武尊の体がびくりと硬直し、声が漏れた。敏感な先端を嬲られて、武尊の腹筋が震えているのが視界の隅に映る。そこへ手を伸ばして撫でてやった。

「ああ…っ」

武尊はもう先端に雫を滲ませている。

おいおい、まだイクには早ぇんじゃねぇのか――?

男を悦ばせる術に自信はあるが、まだ始まったばかりだ。橘は笑みを噛み殺して、武尊の男に横から吸いついた。吸い上げた場所を舌先で刺激していく。さて、全面を舐めきるまで、こいつは保つだろうか…。

ちょっとからかってやるつもりで、武尊のそれを口に含んだまま、その後ろへと指を伸ばした。その入口を掠めた瞬間に武尊の体が跳ねた。

「あ…っ、だ…、だめ…っ」

こいつ――

橘はその反応に顔をあげた。

「――おまえ、抱かれた方がいいんじゃねぇのか?」

武尊は顔を激しく横に振った。目尻には涙が溜まっている。

快楽を振りきるようにして武尊は勢いよく起きあがると、橘の腕を強引に引いて、体勢を入れ替えた。

「――もう…俺…、がまんできません…っ」

武尊はそう言うと、すぐに橘の雄を飲み込んだ。

「あ…っ、ばか…やろう…っ」

それを含んだままいきなり激しく上下され、橘は身を捩った。

くそ…、ガキめ…――

余裕のないセックスなんて慧だけでたくさんだ――

けれど武尊の力は思ったよりも強く、いっそ乱暴とも言える愛撫から逃れることができない。

「あっ…、ああ…っ」

すぐに武尊の指先が橘の内部なかに潜り込んできた。本当に余裕がないんだろう。

思ったとおり、ほんのおざなりに内部を探った武尊は、すぐにそこに自身の雄を充てた。

「お…まえ…なぁ…っ」

橘が下から睨みつけると、武尊はすみません、とは言ったがその行動は止まらなかった。

やっぱり純情ウブなガキなんて、やめときゃ良かった――

橘は小さく舌打ちをした。

武尊はそのまま強引に奥まで押し入ってきた。

「ああっ」

ほとんど力尽くで開かれた体が悲鳴をあげる。

最初から激しく突きあげる武尊の動きに橘は呻いた。余裕がないにもほどがある。

しかしその苦痛は長くは続かない。橘の体は男に抱かれることに慣れている。どんなに乱暴に扱われても、体はすぐにそれを快楽に変換していく。

「あ…、ああ…っ」

唇から零れる溜息が熱くなる。

橘は経験の少ない男の相手が嫌いだった。下手なセックスにつきあうほど気は長くない。だから橘の相手は、そのほとんどが男の体を知り尽くした経験豊富な者たちばかりだ。女はまぁ――どちらでも構わない。経験がないならないなりに楽しみようがある。

しかし、男には抱かれることを好む橘にとって、経験の浅い男は面倒なだけだった。いちいち手取り足取り、どうすればこっちが良くなる、 、 、 、かを教えてやらなくてはいけないし、未知の快楽に溺れて、果てるのも早い。

だから、橘が慧を情人として引っ張り込んだ時、周囲の人間には驚かれた。

好みが変わった――と何人もの人間にからかわれた。橘自身もそう思う。

慧の場合、最初から経験値などないに等しかった。男相手は言うに及ばず、おそらく女をこなした人数もそんなに多くはなかっただろう。

それは最初から分かっていた。だから初めはほんの好奇心だった。今まで相手にしてこなかった純情ウブなガキをどこまで自分の意のままにできるだろうか――

まさかここまで自分の方が慧にのめりこむとは思っていなかった。むしろ当初は、慧の方がのめり込んでくるのを楽しんでいたのに。

初めての夜よりも格段にうまくなったとはいえ、慧はまだ未熟だ。行為のほとんどは、その想いの丈を闇雲にぶつけているに過ぎない。

でも――慧に抱かれることは橘に今までにない快楽を与えている。肌を合わせるその時だけじゃない、その欲望が果てた後まで、心の底から求められていることが分かる――

それなのに――俺の体はすぐにあいつを裏切っちまうんだよな…――

橘はボンクラではない。自分の不埒な行いが慧を傷つけていることに気づいていないわけではない。けれど目の前にちらつく餌に、つい浅ましく喰らいついてしまう。

男だから――なんて言い訳はなしだ。だって橘だけを見つめている慧だって、男なんだから――

これは俺の罪だ――俺だけの――

体に深く刻まれた罪悪――

誘惑に弱く、快楽に流されやすい――

「あ…っん…っ」

激しい武尊の動きに息が苦しい。揺れる視界の中で、武尊が苦痛にも似た表情を浮かべている。その表情を見ながら、この純情ウブで余裕のない若い男に向けて思った。

この苦しみが快感っていうんだぜ――

肌に熱を刻む痛みが愉悦をもたらす。体の奥から湧きあがる苦痛が悦楽を呼ぶ。

罪の味は甘い――

悪いな――慧――

「ああ…っもう…っ」

力技だけの若い男の体は、強引に、それでも的確に橘を高みへと導いた。
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